夏休みの自由研究

夏休み、頭が痛いお母さんの悩み

ba10bebef679feb19491116c2abfe1cd_s夏休みも後半に入りました。お盆を過ぎれば、北海道の短い夏休みも終わりです。さてさて、この頃よく聞かれるのがお母さんの嘆きの声。

「うちの子、まだ夏休みの自由研究も宿題も、全然やってないんですよ」
「いくら早めにやりなさい!って言っても聞かなくて…」

なんだか昔が思い出されて、私も胸がチクッとします。残り少なくなった夏休みと、まだ残ってる宿題、そして新学期を思うとそりゃもうブルーになりましたね~(なんせ学校嫌いだったので)。余談でした。

でもお母さんたちは、すごく深刻なんですよね。で、私は友人でもあるお母さんに、こう聞いてみました。

私「もしもね、工作も宿題もやらないで行かせたらどうなると思う?」

母「そんなことしたら・・・!」
私「そんなことしたら、どうなるの?」

母「子供が学校で困る。恥ずかしい思いをするかもしれない」
私「うんうん、そしたらどうなるの?」

母「子どもが傷つくんじゃないかと、心配で・・・」
私「子どもが傷ついてしまう・・・すると?」

母「・・・辛い」
私「自分が辛くなっちゃう?」

母「うん・・・。夏休みの宿題だけじゃなくて、毎日朝遅刻しないか、忘れ物をしないか、学校で子供が困らないかって、とにかく心配で、毎日「早くしなさい!」って怒ってばかりいるんだよね」
私「ふんふん。毎日子どもに怒ってばっかり・・・」

母「そうなの。なんで私、こんなにいつもイライラしてるんだろう?って、ホントは怒りたくないのに」

「学校で子供が困る」こと以上に、そのことを思うとお母さん自身がたまらなく不安になってしまうみたいです。その不安から、子どもに口うるさく言ってしまうんですね。それはどうしてなんでしょう?

その不安は誰のもの?

私「そうなんだね。ところで、今この瞬間、困っているのは誰だろう? 子ども?それとも・・・」

母「私・・・?」
私「うん。そうかも。もし子どもが黙ってても宿題をやったり、朝学校の準備がちゃんとできてるとしたら・・・」

母「わかった、私が安心するんだ!」
私「だよね。だから、“私の言う通りにして、私を安心させて”って言っているのかもしれないよね」

母「うわ~、そのとおり。自分が安心したいから子どもを思い通りにしたいんだ・・・」

いつもいつもお母さんが先回りして、子どもが困らないように宿題をさせ、朝送り出し、夏休みの工作は親が作ってでも持たせる・・・。お母さんは、そうすることで、実は “自分が” 安心できるんだってことに気付きました。

親が子どもを『傷つかないように守りたい』と思うのは当然です。でも、これでは子どもは困る隙がありませんね。『困る』という体験も大切なものです。

人は自分が本当に困った時に、大切なことを学ぶからです。自分で考えて行動し、『結果を引き受けること』で、選択していく力がつくのです。子どもが『困る』ことを恐れているのは、子ども本人よりもお母さん自身のようです。

実際、小学校で宿題を忘れること、遅刻することって、どれほどのペナルティがあるんでしょう?社会で同じことをしたらそれは問題でしょうけど・・・。

失敗する経験を、子供から奪わないこと

母「まあ、恥をかく程度だよね。それに1回、恥ずかしい思いをしたら、今度はちゃんとやろうって思うかもしれないね~」
私「なるほど。自分の行動の結果を身をもって学ぶわけね」「じゃあ次のお休みには、宿題は?工作は?ってうるさく言わなくていいかもね」

母「う~ん。でも、わかってても黙って見守るのはむずかしい~!!」
私「うんうん。わかるよ~。でも、自分以外の誰かを変えようって言うのはさ・・・」

母「ハイ、わかってます。無理ですよね」
私「親子でもね☆」

aad100fa6b7814e6a256d2b0b671ada4_sちょっとキビシく見えるかもしれないけど、それも『愛』なのです。だって、親は子どもを一生守り続けるのは無理ですもの。子どもの責任を一生肩代わりし続けるのも、不可能ですよね。だったら、自分の人生を切り開いていける力を、子どもの頃から養っていくことが大切だと思います。だからと言って、一切手を貸さず突き放す、というのでもありません。

子どもがどうしても自分一人ではできないことに関しては、もちろんお父さんお母さんは手を貸してあげる用意があっていいんですよ。(よくある例えですが、魚をあげるのではなく、魚の取り方を教えてあげること。いつもいつも親が魚を与えていれば、子どもは親がいなくなったときに途方に暮れてしまいますよね)

そしてもし、子どもが失敗して傷ついた時には、何も言わずに「そっかそっかぁ~」と、受けとめてあげてください。(「ほら見たことか!」とか言わないでね(^_^;)。そんな時の子どもは、言われなくても自分の至らなさをひしひしと感じて辛いのですから)

どんな情けない自分でも、お父さんお母さんはありのままで自分を愛してくれている・・・。そう感じられるならば、勇気100倍♪ また何にだってチャレンジできる強い子になっていくはずです。