「私は、この人のことがわからない」

「私は、この人のことがわからない」

eKPB3vqG今、同じ出来事を体験していたとしても、相手がどんな気持ちかなんてわからないのです。夫婦でも、恋人同士でも、血の繋がった親子であっても、相手は私になんて言って欲しいと感じているかはわかりません。私は自分がどうしてあげたらその人にとって一番いいことなのか、わかるはずもありません。

あなたが今、きっとお茶を飲みたいと思っているだろう・・・というのは、私の想像です。そう、出来るのは想像することだけです。

「私は、この人をわかってないってことが、わかった」この気付きほど、素晴らしいものはありません。「わからないのだから、“良かれと思って” 何かを言ったりしてあげたりするのは、基本“自己満足” である」ということが、わかるはずです。

それは、「してあげたいことをするな」とか、「言ってあげたいことを言うな」って、わけではありません。したかったらすればいいんです。但し、『自分の選択』に責任をもって。その結果、自分の期待した通りの反応が返って来なかったからと言って、相手を恨んだり、責めたりしないでくださいね。

「わからないから、教えてくれる?」

行動する前に相手に聞くことも出来るんですよ。「今、ハグしてもいい?」とか、「なにかアドバイスを言ってほしい?」とか。「手伝ってあげたいけど、どう?」とか、「どうしてあげたらあなたの役に立てる?」とか。相手が「こうして欲しい」と答えてくれれば、あなたはどうすればいいのかわかります。「してあげたのに感謝されなかった!」なんて、怒らなくても済みます。

「あなたの願いは、なに?」自分からそう聞くことを、恐れている人もいます。その人たちは、『言わなくてもわかってあげなきゃ』『それこそが愛だから』そう信じているからです。

だから、相手に「どう思ってる?」って聞くのは怖いのです。「聞かなければわからないということは、自分が相手を愛していないことになっちゃう・・・」と思っているからです。でもあなたがエスパーじゃない限りは、わからなくていいんです。それで当たり前なんですから。

そして私達は、言葉を使って、“愛をこめて” 、「ねえ、あなたの力になりたいんだけど、どうしてあげたら一番いいかな?」って聞くことができるのです。それは素晴らしいことだと思いませんか?