ライトハウスは、クライアント様に集中してカウンセリングに取り組んでいいただくため、カウンセリングルーム内を静謐な空間に整えることを大切に考えています。
しかしながら、近年、強い持続性を持った香料を含む洗剤や柔軟剤の流行で、ライトハウスにも【香害】と呼ばれる問題が発生しております。持続性のある香料の香りは長期間室内に漂い続け、次に来たクライアント様の衣服にまで香りが移ってしまうなどの問題(移香)も生じます。
「頭痛や悪心を誘発する」とクライアント様からのご指摘もあり、これまでは換気や空気清浄機で対応をしてまいりました。それでも残存した香りを完全に取り除くことは困難なため、クライアント様には大変ご迷惑をおかけしてしまう状況が続いていました。
香料と【化学物質過敏症】の問題が新たな公害の一つとして注目されつつある中、ライトハウスには、心とからだの健康を守る責任があると考えます。そのため、今後強い香りつきの洗剤や柔軟剤をご使用の方は、カウンセリングルームへの入室はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。(オンラインや電話でのカウンセリングは可能です)
香害とは
香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品、香水などに含まれる合成香料(化学物質)によって、頭痛や吐き気などさまざまな健康被害が誘発されることをいいます。近年では、この香害が原因となって化学物質過敏症を発症する人もいます。
化学物質過敏症とは
化学物質過敏症は、身の回りで使われている家庭用品や香水、殺虫剤、除草剤などに含まれる化学物質に過敏に反応し、様々な症状が現れます。症状としては動悸・息切れ・頭痛・めまい・吐き気・のどの痛み・皮膚炎・不眠・不安・全身倦怠感などがありますが、症状の種類と程度は人によって様々です。
移香(いこう)とは
洗剤や柔軟剤にマイクロカプセルなどを使い、成分の揮発に持続性を持たせた徐放技術によって、壁やファブリック、エアコンフィルター等室内の至る所に香りが付着し、長期間香り続けること。
同じ椅子に座った他の人の衣服や手指に付着して香りを発したり、また空気中に漂うマイクロカプセルは直接触らなくても毛髪、衣類、持ち物に吸い寄せられて付着することもあります。
その香り困っている人もいます(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省作成) [PDFファイル/1.14MB]
ライトハウスからのお願い
ご来訪のクライアント様へ。
香料製品、特にカプセル化した香料の移香はカウンセリングルームの内装、エアコン等備品の広範囲に香りが移り、取り除くことが難しく大変困っております。
以下の製品をご使用中の方は、ライトハウスでの対面カウンセリングをお断りする場合がございます。
強い持続性の香り付き合成洗剤・柔軟剤、除菌抗菌洗剤、香りづけビーズ、除菌・消臭剤等
これらの製品については、ご来訪の際だけ使用を控えられてもその匂いは持続しています。また毎日ご使用になっておられる方は、衣服や持ち物すべてが強い香りを放っており、ご自身では気が付けなくなっていることがほとんどです。知らないうちに大量の化学物質を吸い込み、ある日突然体調が悪くなる可能性は誰にでもあります。お子さんやペットなど大切なご家族の健康のためにも、今一度、ご自身の纏う香りにご注意ください。
恐れ入りますが、皆様のご理解・ご協力よろしくお願いいたします。